茎葉図(ステムアンドリーフ図)は、ヒストグラムでは階級(ビン)の中に隠れてしまう個々の具体的な数値をそのまま保存できるという強みを持っています。しかし、この強みは同時に最大の弱点でもあります。データ量が増えると表示がすぐに混雑してしまい、また「茎(ステム)」の単位が曖昧だと、すべての数値が実際よりも桁違いに大きく見えたり小さく見えたりする原因になります。この図を学術論文用の完成された図表として仕上げる前に、適切なスケール設計と読者への伝わりやすさを十分に検討する必要があります。
SciDrawの茎葉図ジェネレーター(Stem-and-Leaf Plot Generator)を使用すると、構造化されたデータファイルを自動でソートされたディスプレイに変換し、さらにSciVisにシームレスに送って視覚的な調整を行うことができます。用意されているテンプレートには、基本型、小数を伴うデータ、グループ分け、背中合わせ型(Back-to-back)、複数桁、判例(キー)付きレイアウトなどが含まれています。

茎葉図の作成でよくある間違い
- 判例(キー)の省略: 読者が数値を正しく読み取るためには、
4 | 7 = 47や4 | 7 = 4.7といった具体的な凡例の明記が不可欠です。 - 不適切な茎の単位選択: 茎の数が少なすぎるとデータの分布構造が見えなくなり、多すぎるとスカスカで読みにくい図になってしまいます。
- 重複する「葉」の省略: 重複する値はそれぞれが独立した観測値を表すため、同じ「葉」の数字であってもすべて並べて表示する必要があります。
- 互換性のない単位の混在: すべてのデータ値は、同一の単位および小数点表記ルールに統一されている必要があります。
- 過大なデータ量の使用: 観測値が数百から数千に及ぶ場合は、ヒストグラム、確率密度プロット、または経験累積分布関数(ECDF)プロットを選択した方がクリアに表現できます。
茎葉図に必要なデータ構成
データは1行に1つの観測値となるように整理します。
| カラム名 | 役割 | 例 |
|---|---|---|
observation_id | 一意の行識別子(ID) | 1-01 |
value | 測定値(数値) | 48 |
group | 比較用グループ(任意) | All observations |





