査読コメントの中でもとくに頭を抱えるのが、Figure is unclear、The schematic is confusing、Please improve the graphical representation といった一言です。どこをどう直せばいいか具体的には書かれていないのに、図を作り直すしかないことだけははっきりわかる、というやつです。
こんなときは、いきなりもっと複雑な図を描き直そうとしないでください。査読者が「分かりにくい」と言うのは、たいてい図が派手さに欠けるからではなく、情報の階層、視線の流れ、ラベル、矢印、パネルの論理といったところに問題があるからです。
この記事では、図を直すためのチェックの手順を紹介します。あわせて SciDraw AI を使えば、より分かりやすいバージョンを生成できます。

まず診断:「unclear」とは、どのタイプの問題か?
1. 情報が多すぎる
1枚のメカニズム図に分子が20個、分岐が8本、矢印が5種類もあると、読者は本筋がどれなのか判断できません。
2. 視線の流れが分かりにくい
論文の図は、自然に左から右、または上から下へ読めるべきです。読者がどこから見ればいいか分からないなら、それは構造の問題です。



