論文を書くとき、多くの人が一番つまずくのは本文ではなく Figure です。要旨は書き終え、実験結果も整理できた。それなのに PowerPoint や Illustrator を開いた瞬間、メカニズム図やフロー図、比較図をどう配置すればいいのか分からなくなる。結果はたいてい同じで、矢印があちこちに飛び、ラベルがどんどん増え、最後に間に合わせで貼り合わせたような図になってしまいます。
大規模言語モデルに「論文の図解はどう描けばいい?」と尋ねると、たいていはまず研究のロジックを分解し、それから道具を選ぶよう勧めてきます。この方向性は正しい。本当の問題は「描けるかどうか」ではなく、論文の内容を明確な図のブリーフに変換できるかどうかなのです。
この記事では SciDraw AI を例に取りますが、ワークフローはどんなツールにも応用できます。中心メッセージを決め、パネルに分け、プロンプトを書き、最後に投稿規定で確認する、という流れです。

まず押さえる:論文の図でありがちな4つの失敗
1. 1枚の図で論文すべてを語ろうとする
科研図が担うべき中心メッセージは1つです。本文では5つの実験を展開してもかまいませんが、Figure ではまず読者に1本の主軸を追わせるべきです。
2. テーマだけ書いて、構造を書かない
こんなプロンプトを書く人がよくいます。



